2016年10月11日火曜日

フラクトオリゴ糖(FOS)は手軽に摂れる腸内フローラ改善成分です!“善玉菌の餌”とも呼ばれています。

フラクトオリゴ糖(FOS)は、フルクトース(果糖)と呼ばれる化合物が、砂糖に1~3個結合した化学構造を持ちます。

砂糖と同じように甘味がありますが、カロリーが砂糖の約半分だということで、糖尿を気にする方やダイエット中の方に最適の甘味料として用いられることがあります。

このフラクトオリゴ糖(FOS)は、胃や小腸でスクラーゼやマルターゼ、イソマルターゼ、アルファグルコシダーゼといった消化酵素によって分解されず吸収されにくい性質があるため、生きたまま消化器官を通過し、腸内へ届くのが特徴です。

生きて届いたフラクトオリゴ糖は、乳酸菌やビフィズス菌が好んで食べる栄養源となり、そのため“善玉菌の餌”と呼ばれています。

腸内フローラは、善玉菌、悪玉菌、ひよりみ菌が絶妙なバランスを取ることにより、私たちに健康をもたらしていますが、生活習慣の乱れ、ストレス、食生活の乱れなどにより悪玉菌が優勢になると、様々な不調や疾患の原因になります。

フラクトオリゴ糖が腸に有効だという理由の一つは、大腸菌やウェルシュ菌など悪玉菌はフラクトオリゴ糖を栄養源にすることが出来ず、善玉菌の成長にのみ有効に働くことが出来るからです。

腸内フローラの乱れが気になる方は、日頃からフラクトオリゴ糖を積極的に摂取することをお勧めします。

また、フラクトオリゴ糖の摂取により、腸内でビフィズス菌の健全な成長が起こる事で、ミネラルの吸収に欠かせない有機酸が多く生産され、身体全体の健康にも有効に働きます。

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